“フィオのレモネード”!!

『紅の豚』のジブリ飯再現、第3弾です。とはいっても、今回は厳密には『ジブリ飯』ではありませんが…。というのも今回再現するのは、ポルコのサボイアの給油のために海上で留守番していたフィオがポルコから受け取った飲み物です。作中でも明らかに既製品ですが、せっかくなので再現してみましょう。
この辺りは何気ないシーンのようにも見えますが、燃料の価格高騰やポルコと店主の会話などから物語の後ろに横たわる重苦しい時代背景が垣間見えるところですね。
“フィオの受け取った飲み物”は何!?

さて、フィオが海上で飲んでいた飲み物を作っていくわけですが、まずはどんな飲み物なのかを考えていきましょう。とはいっても、実はこれがレモネードであることは宮崎駿監督の絵コンテから公式にも明言されています。
ちなみに日本でレモネードといえば炭酸の入ったものが一般的ですが、海外では炭酸なしのレモネードが一般的な国も多くあります。フィオの出身国であり、またポルコらがサボイアの給油した場所でもあるイタリアではレモネードは炭酸飲料ではありません。
作り方については、日本では梅シロップのように砂糖の浸透圧である程度時間をかけてレモンの果汁を出してシロップを作り、飲む際に冷水で薄める方法が一般的です。一方で、海外ではジャム同様にレモンと砂糖を入れた鍋を火にかけて冷水をいれて冷やすと同時に濾してシロップをつくらずそのままレモネードを完成させる方法が一般的なようです。背景にある食文化の違いでしょうか。興味深いところです。
それでは”フィオのレモネード”の再現レシピです。*今回は日本的な方法で行います。
“フィオのレモネード”の再現レシピ!!

フィオのレモネード
サボイアの燃料補給の際に留守番していたフィオがポルコから投げ渡された飲み物。宮崎監督の絵コンテからレモネードであることが明かされている。『紅の豚』より
Ingredients
- 2 個 レモン
- 70 g グラニュー糖
- 適量 水