大垣千明の”辛口サラトガクーラーとジャガイモとソーセージのソテー”
さて、今回は大垣千秋のノンアルカクテル シリーズよりひとつ再現してみました。そのカクテルとは第13巻 第74話「千秋のソロキャン」で千明が花見キャンプの前乗りでソロキャンをした際に作った”辛口サラトガクーラー”です。ついでに、彼女がつまみとして作っていたキャンプごはん”ジャガイモとソーセージのソテー”も再現します。
ちなみに、実はこれが千明にとっての初めてのソロキャンだったりします。巻を追う毎に 野クル メンバーみんながそれぞれにキャンプスキルを磨きあげていますね。千明の担当スキルはノンアルカクテル作りと自家製ソーセージ作り(笑)です。そうは言っても、まだどちらも数えるほどの回数しかやっていませんがね。
サラトガクーラーのシロップを寝かす待ち時間にも、パラコードを使ったブレスレッド作りをするなど、ソロキャン初心者あるあるの”時間持て余し”もせず、なかなかのキャンプ巧者具合を披露しました。
ノンアルカクテル “サラトガ・クーラー”とは??
では、千明の作ったサラトガ・クーラーというのはどういったカクテルなのかと言いますと、ジンジャエールベースのノンアルコールカクテルです(クーラーという名前がついていますが)。以前の千秋が作ったホット・バタード・ラム・カウとは異なり、このカクテルは元々からノンアルコールのカクテルになります。
一般的には、ジンジャエール、ライム果汁、シュガーシロップをビルド(あるいは軽くステア)することで作られるカクテルですが、作中では千明はまずライムの香りをつけたジンジャーシロップを作り、ライムの果実を丸々入れたジョッキにそのシロップと炭酸水を注ぐというやや変則的な方法を採用しています。
さらに辛口ということで、ハバネロパウダーを使っています。…が、作中で千明が悶絶する様が描かれたので、ここでは普通の唐辛子パウダーを使いました。では、”辛口サラトガクーラーとジャガイモとソーセージのソテー”を再現していきましょう。
”辛口サラトガクーラーとジャガイモとソーセージのソテー”再現レシピ!!
”辛口サラトガクーラーとジャガイモとソーセージのソテー”
Ingredients
辛口サラトガクーラー(コップ3~4杯分)
- 20×2 g 生姜
- 60 g ザラメ
- 70 ml 水
- 1 個 ライム
- 適量 クローブ パウダー
- 適量 唐辛子 パウダー
ジャガイモとソーセージのソテー
- 5~6 個 じゃがいも(小)
- 6 本 ソーセージ
Instructions
ジンジャーシロップ作り
- 鍋にザラメ60gと水70mlを入れ、しっかりと溶かす。
- ライムの皮をしっかりと洗い、一個分まるまる剥いて加える。さらに生姜のスライスを20g分加える。なるべく全ての具材が砂糖液に浸かるようにする。
- クローブとチリペッパーを適量(小さじ1程度ずつ)加え、しっかりと混ぜる。作中ではハバネロパウダーが使用されていたが、ここではチリペッパーで。個人的にはこれくらいでちょうどいい。ちなみに、この唐辛子を使う斧がこのレシピの一番のオリジナルポイント。
- 鍋を火からおろした後、さらに追加で20gの生姜スライスを加える。
ジャガイモとソーセージのソテー
- ジャガイモは皮を剥いて一口大に切る。今回は小玉のジャガイモを5つ使用したが、量もソーセージとの割合もこのみで良く厳密に上記量を守る必要はない。
- ソーセージはジャガイモとの比率をみて適量使用する。今回は6本。これらを全てジャガイモに合わせた一口大の大きさに切る。
- スキレットにオリーブオイルを敷いて、ジャガイモを炒める。ジャガイモはなかなか芯まで火が通らないので、弱火~中火でじっくりと火を入れていく。
- ジャガイモが十分に炒められれば、続いてソーセージを入れて焼き色がつくまでさらに炒める。
- ジャガイモ、ソーセージどちらもに火が通れば、好みのハーブを散らし"ジャガイモとソーセージのソテー"は出来上がり。今回はチャービルを使用したが、パセリなどでも可。
”辛口サラトガクーラーとジャガイモとソーセージのソテー”の感想。
実はアルコールは日本酒とワインばかりでカクテルには疎い(そもそもサラトガ・クーラーはノンアルコール飲料ですが…)ので”サラトガ・クーラー”自体も人生初経験だったのですが、これはなかなかに美味しいものですね。
一口飲んだ瞬間、これは美味いっと衝撃が走りました。適度な甘みとジンジャーとライムの香り、これらの相性が絶妙です。いわば、ライム風味を追加しただけのジンジャーエールなのですが、丁寧に手間暇かけて(?)自作したということもあってなかなかどうして感動的な一口目でした。
実際は作ってみると手順も意外と簡単ですので、家でも気軽に楽しめます。丸ごと入れたライムがロックアイスのように見えて、非常に涼しげです…ので、家で作るならグラスを使うのがお勧めです。