“多幸うどん”作ってみた!!『山と食欲と私』信濃川日出雄
『幸せなご縁が太く長く繋がりますように』”多幸うどん”!!
今回再現したのは『山と食欲と私』第42話「気合の多幸うどん」より”多幸うどん”をつくってみました。山ご飯ではありませんが、またまた簡単旨飯です。
実は今回のお話は、かなりのビッグニュースから始まります。と言うのも、なんとあの無口な瀧さんが入籍したのです!! そんな後輩の衝撃のニュースを受けて小松原鯉子が、鮎美を道連れにして山コンに参加することを決めます。
巻き込まれる形でしたが、そんな山コン当日の朝に”良縁”を願って鮎美が作ったのが”タコうどん”ならぬ、多くの幸せ”多幸うどん”です。ただね、使う食材は昨日の残り物、しかもスーパーで買ったお惣菜。幸せを願うには、あまりに…手抜き。けれど、結局色恋のご縁はなかったようですが、良い出会いはあったらしい…。
では実際に作ってみましょう。
“多幸うどん”作ってみよう!!
*今回は冷蔵庫の食材の在庫の問題で、前半の蛸の唐揚げ作りまでは家で、その後は通学道で足りない食材を購入して仕上げは大学の研究室でカセットコンロを使って行いました。
多幸うどん
鯉子に連れられて山コンに参加することになった鮎美が"良縁"を願って作ったうどん。しかし、その材料はスーパーで買ったお惣菜の、残り物…。残り物には福がある??『山と食欲と私』第42話「気合の多幸うどん」より
Ingredients
- うどん
- 蛸の唐揚げ スーパーのお惣菜も可
- 葱
- かまぼこ
- 出汁 カツオ強めの一番出汁
- 塩
- 醤油
Instructions
準備
- では、タコのから揚げ作りから始めましょう。せっかくなので鮎美に倣って、スーパーのお惣菜コーナーでタコの唐揚げを買って使ってみても良かったのですけれど、今回は唐揚げも自分で作ります。タコは一口大に切って、軽く塩を振ってから小麦粉をまぶします。全体に満遍なく絡むように揉み込みます。
- 油を火にかけて十分に温まれば、タコを揚げていきます。今回は、すでにボイルされたタコを使っているので、初めから高めの温度で短時間でカリッと揚げてしまいます(二度揚げ不要)。タコを揚げる際には、余計な小麦粉をしっかりとはたいてから揚げます。
- さっくり、カリッと揚がれば成功です。今回はなかなかうまいこと揚がりましたね。揚げた後はキッチンペーパーなどに取り、きちんと余計な油を除きます。*ここまでは家の台所での作業です。出来上がったタコの唐揚げと乾麺、出汁を持って大学へ登校します(笑)。
- ネギは輪切りのものを、かまぼこは薄切りにして3切れ用意します。ネギとかまぼこは家の冷蔵庫に備えがなかったので、大学への登校途中に早朝から開いているスーパーに寄って手に入れました。ネギはすでに輪切りにされているタイプのものを購入したので、そのまま使います。いちいち九条ネギなのがさすがは京都ですね(笑)。
- うどんの出汁は家から持ってきた一番出汁をベースにして、薄口しょうゆのみで調味します。タコのから揚げとかまぼこに塩気があるので、お塩は使いませんでした。具材が油ものなので、味付け自体も薄めにしてあります。
- 並行して、うどんを湯がきます。今回は生のうどんではなく乾麺を使用しました。うどんがゆで上がれば後は盛り付けだけ、いざ盛り付けていきましょう。
“多幸うどん”を作った感想
はい、出来上がり!!簡単でした!!
なんでなのでしょうね。揚げ物と出汁って本当によく合います。蛸もから揚げにするとさらに味が凝縮するように思います。
残り物(今回は作りたてだけど)のお惣菜で簡単にできてしまうのに間違いない美味しさですね。それにしても毎話のことですけれど、鮎美はなかなかに女子力(?)が高いですね。食材を無駄なくうまいこと使いまわしている印象です。