“コーン2缶使ったたっぷりコーンのシチュー”作ってみた!!
今回再現した料理は『3月のライオン』第15巻 Chapter. 161「道①」で登場した川本家のコーンシチュー。野火止六段との対局後、深く集中しすぎたことで”境目”が曖昧になっている れいに”深く息をする事を思い出”させた暖かな一皿です。
川本家の人々と親しみ、ひなという自分にとって特別な存在を得た れい が感じてしまう贅沢な苦しさ。”れいが手に入れたもの”を象徴するように描かれたのが、このシチューでした。お腹の底からじんわりホカホカと体の芯を温めてくれるシチュー。一方で、対局中に”真っ暗な部屋”に踏み入ることが増えた れいはその手に入れた”優しい暖かさ”に葛藤のようなものも感じてしまったり…。第15巻ではれいのついた”嘘”とも絡み、この辺りの心理情景描写が読み応えありましたね。
れいがどんな解決を見出したのかは、それぞれ単行本第15巻,第16巻を読んでいただくとして、ここではこのコーンシチューを作っていきたいと思います。
川本家の”コーン2缶使ったたっぷりコーンシチュー”とは??
とはいえ、このシチュー作中では作り方などはほぼ言及されていません。わかっていることはコーン缶を2巻使ったコーンたっぷりシチューであることと、ちぎったウィンナーを使うこと。なかなかウィンナーを手でちぎるなんて発想は浮かびませんが、これでシチューによく絡むようになるのだそうです。
他の具材は絵から推測するしかありませんが、確認される具材としてはじゃがいもとにんじんでしょうか。あとは文字通りそれらを覆い尽くすコーンと、少し大きめ日ぎいられたウィンナー。
シチューの種類としてはクリームシチューでしょうね。描写でも白く描かれていますし、何よりコーンとの相性で考えればホワイトシチューでないと…ですよね。
ということで、川本家の”コーン缶2缶使ったたっぷりコーンのクリームシチュー”を再現していきましょう。
川本家の”コーン2缶使ったたっぷりコーンのホワイトシチュー”再現レシピ!!
川本家のコーン2缶使ったたっぷりコーンのクリームシチュー
Ingredients
- 2 缶 コーン缶
- 6 個 じゃがいも(小)
- 2 本 にんじん
- 2 個 玉ねぎ
- 5~6 本 ウィンナー
- 2 大さじ 小麦粉
- 1 つ 固形ブイヨン
- 適量 水
- 1 カップ 牛乳
Instructions
下準備 : 食材の下拵え
- 玉ねぎは微塵切りにする。
- じゃがいもは多少煮崩したほうがほっこり優しい仕上がりになる(と思う)ので、肉ずれを想定して少し大きめのざく切りにする。
- にんじんはじゃがいもより一回りほど小さく切る。
本調理
- 油を敷いた鍋に微塵切りにした玉ねぎを入れ、塩ひとつまみを加えて炒める。玉ねぎが透明になれば良い。
- 玉ねぎが十分に炒められれば、人参を加えてさっと炒める。完全に火を通す必要はない。
- コーンを2缶分たっぷり加えて、じっくりと甘みが出るまで炒める。
- 小麦粉おおさじ2を加えて、具材全体に満遍なく炒め合わせる。
- ダマにならないように木ベラでかき混ぜ鳴らしながら、水を徐々にひたひたになるまで注ぐ。
- ここでこの料理のポイント。ウィンナーを手でちぎって投入する。
- とろみがつき焦げやすくなっているので鍋底に焦げ付かないように適宜底から掬うようにしてかき混ぜながら煮込む。
- 10分ほどしたらじゃがいもを加える。
- さらにローリエを加えて、さらにコトコトと煮込んでいく。
- じゃがいもが煮崩れ始めたら、牛乳を加え沸騰しない程度の火加減でさらに10分ほど馴染むまで煮込む。
- 味を見て必要なら塩胡椒で調味し、好みでパセリを散らす。
川本家の”コーン2缶使ったたっぷりコーンのホワイトシチュー”を作った感想
一口食べて”ああ、これだこれ”、とほっこり落ち着いてしまう美味しさでした。個人的にはコーンシチューというのをまともに食べたことがなかったのですが、これはなかなか良いものです。コーンの甘みがしっかりとでて、シチュー特有のポカポカと体の芯から温まる感じが堪らない。
コーンとウィンナーの組み合わせもなかなかに絶妙です。そして、実を言うと 初めてウィンナーを素手でちぎりました。なんだか不思議な感覚でしたが、面白いものですね。確かにシチューによく絡んだように思いますし。