『ゆるキャン△』なでしこの”坦々餃子鍋”
女子高生たちのゆる〜いキャンプを描くキャンプ漫画『ゆるキャン△』。キャンプといえばもちろんキャンプ先で食べる美味しいキャンプ飯も大きな魅力の一つ。『ゆるキャン△』では、キャンプ先で食べられるご当地グルメから、クッカー一つで作れるソロキャン向けのお手軽キャンプ飯、そしてグルキャンでも楽しめるちょっと凝った本格キャンプ飯まで、幅広いキャンプ飯が描かれています。
今回再現したのは第4話「富士山と鍋キャンプ」にて なでしこが作った”坦々餃子鍋”です。アニメでは第3話「富士山とまったりお鍋キャンプ」に登場しています。この”坦々餃子鍋”こそが初対面時のカレー麺を除けば、なでしことリンの初じめての2人キャンプ飯です。いわゆる“なでしこの恩返し”。
なでしこの“田舎のおばあちゃん”もこの時が初出です。なでしこにとっては完全な初のキャンプ飯、リンにとってもカップ麺以外では初めてでソロキャン飯に興味を持つきっかけになったキャンプ飯です。
“坦々餃子鍋”の材料と浜松餃子
坦々餃子鍋の作り方に関しては作中では詳しくは触れられていませんが、描写から推測するに餃子、白菜、しめじ、もやし、豆腐、白ネギ、ニラが使われているようです。なでしこの発言から餃子は浜松餃子だそうです。
調べてみると、実は浜松餃子には浜松餃子たる定義があるそうです。材料はキャベツ、玉ねぎ、豚ひき肉のみで、焼く際には円形にして焼き、さらに茹でたもやしを乗せます。ちなみに“浜松で3年以上在住し、かつ浜松市内で作る”という条件もあるのだとか。改めてなでしこの坦々餃子鍋を見てみると、ちゃんと全体を通して浜松餃子をオマージュしています。
坦々鍋というのがどういう種類の鍋なのかについては“真っ赤”であることと“辛そうで辛くないちょっと辛い”という情報のみです。今回は、坦々麺から派生した胡麻&辣油ベースのスープの鍋ということで作ってみれば間違いはないだろうということで、担々麺のスープを鍋用に拡張してみます。
では、『ゆるキャン△』”なでしこの坦々餃子鍋”再現レシピです。
“なでしこの坦々餃子鍋”再現レシピ
なでしこの”坦々餃子鍋”
Equipment
- 土鍋
Ingredients
坦々鍋のスープ
- 5 大さじ 中華醤油 濃口醤油でも可
- 5-6 大さじ 練り胡麻
- 3 大さじ ラー油
- 1 大さじ 酢
- 少々 ラード
- 300 ml 鶏がらスープ 味覇なども可
具材
- 白菜
- しめじ
- もやし
- 豆腐
- 白ネギ
- ニラ
餃子の具(浜松餃子風)
- 30 枚 餃子の皮
- 200 g 豚ひき肉
- 1/4 球 キャベツ
- 1 個 玉ねぎ
Instructions
- まずは餃子を仕込む(浜松餃子風)。キャベツはざく切りに、玉ねぎはみじん切りにして塩を振って15分ほど置いておく。その間に、豚ひき肉をボウルに入れ、塩コショウして粘りが出るまで揉みこむ。キャベツと玉ねぎの水分をしっかりと絞って、ひき肉と合わせる。
- 仕込んだ餃子の餡を餃子の皮に包む。
- 具材は好みの大きさに切っておく。
- 土鍋に"坦々鍋のスープ"の材料(鶏がらスープ以外)を合わせる。しっかりと混ぜて馴染ませる。
- 鶏がらスープを加える。練り胡麻が溶けにくい場合があるので、鶏がらスープは少しずつ加えながら伸ばしていくと良い。**味覇などを使っても良いが、濃くなり過ぎないように注意する。
- 鍋を火にかけて ふつふつと煮立ち始めてきたら、まずは白菜を加える。鍋に蓋をして 白菜が柔らかくなるまで蒸し煮にする。白菜から加えることでスープに水分と甘みが足される。
- 続いて、餃子を円を描くようにきれいに並べる。この際、水分が足りないようであれば、鶏がらスープあるいは水を加える。鳥がらスープが強すぎると坦々風味が薄くなるので注意。
- さらに もやしを加える。茹でもやしは浜松餃子の必須条件の一つなのでたっぷり目に。
- さらに白ネギ、しめじ、豆腐、ニラを加えて、火が通れば完成。
- それではいただきます。
Notes