志摩リンとキャンプ飯
アニメ『ゆるキャン△』第10話「旅下手さんとキャンプ会議」より、ホットサンドメーカーで表面をサクサクに焼いた”焼き豚まん”を再現しました!!原作漫画では第18話「ヤマノウエ」で描かれているエピソードですね。
霊犬早太郎に所縁のある温泉地でうっかりと寝過ごしてしまったリンちゃんは陣馬形山のキャンプ場へと急ぎます。すでに真っ暗で大急ぎのリンちゃんでしたが、わざわざ道中コンビニに寄って”ジューシー豚まん”を購入します。この豚まんこそが今回のキャンプ飯のメイン食材になります。(*個人的にはリンちゃんが”肉まん”でなく”豚まん”と言っていたのに少なからず驚きました。原作者のあfろ先生は関西出身なのでしょうか。)
ちなみに今回のエピソードでは諸々あってリンちゃんの心境にもわずかに変化が生じます。なんと「ノリが苦手」という印象を抱いていた”野クル”のクリキャンに参加することになったのでした。とはいっても、なでしこや野クルメンバーとの交流が増えたとしても、では仲良しこよしでいきましょう…とはいかないのが孤高の「ソロキャンガール」志摩リンの魅力の一つですね。
温泉地で購入した早太郎(置物)に向かって”なんだ馬鹿野郎”と悪態を吐くリンちゃん可愛い。”ばかやろう”の最後の”う”までちゃんと発音するのがとても良いです。
志摩リンを蕩かす絶品”焼き豚まん”!!
この焼き豚まん、具体的にどういう料理なのかというと、リンちゃんはコンビニで購入した豚まんを豪快に丸まま直火式ホットサンドメーカーにつっこみます。”焼き豚まん”の名の通り 正真正銘 豚まんをホットサンドメーカーで焼きます。このキャンプ飯は以前のエピソードで出会った山ガールのお姉さん直伝のキャンプ飯なのだそうです。
少しずつではありますが、リンちゃんのキャンプ飯スキルも上がってきているようですね。そんなリンちゃんこだわりの飲み物チョイスは”ほうじ茶”。これが意外と豚まんとあうのだそうです。
豚まんをホットサンドメーカーで焼くというのは日常生活ではなかなか思いつかないアイデアです。限られた調理器具と食材で料理をしなくてはならないキャンプや登山などのアウトドアアクティビティだからこそ生まれる料理です。
ちなみにリンちゃんはこの料理をフォークで切り分けて餃子のタレで食べています。そして、あまりの美味さに顔をすっかり蕩けさせています。正直こんな表情を見れば作ってみたくなるのは当たり前。
それでは” サクサク豚まん”を作っていきましょう。
“ホットサンドメーカーで作るサクサク焼き豚まん”の再現レシピ!
ホットサンドメーカーで作る焼豚まん
Ingredients
包子(3個分ほど)
- 75 g 薄力粉
- 75 g 強力粉
- 2 g ドライイースト
- 3 g ベーキングパウダー
- 7.5 g 砂糖
- 75 ml 水
肉だね
- 100 g 豚肉
- 1/2 個 玉ねぎ
- 適量 塩
- 適量 胡椒
- 適量 醤油
- 適量 五香粉
- 適量 ラード
その他
- 5 g バター
- 餃子のタレ 醤油+酢+辣油
- ほうじ茶
Instructions
下準備 1 : 包子作り
- 薄力粉と強力粉をそれぞれ75gずつふるって山状にする。
- 小麦粉の真ん中にくぼみを作り、ドライイースト2g、ベーキングパウダー3g、砂糖7.5gをくわえてまぜあわせる。
- 水75mlを数回に分けて注ぎつつ、生地をまとめていく。
- まとまった生地をしっかりと捏ねてなめらかにし、その後 球形に整えてラップをして30分ほど常温で発酵させておく。
下準備 2 : 肉たね作り
- 豚ひき肉に塩、胡椒、五香粉、をくわえて粘りが出るまで揉み込む。
- みじん切りにした玉ねぎを軽く炒める。粗熱を取ってから、ひき肉のボウルにくわえてまぜあわせる。醤油、ラードをくわえて調味する。*玉ねぎを炒めるかどうかはお好みで。
下準備 3 : 豚まんを作る
- 十分に発酵を取った生地を円柱状に伸ばしてから3等分にする。
- 生地を綿棒で円形に広げて肉あんを真ん中にのせる。*最終的に底面になる部分は少し厚めにしておく。
- 肉あんを押し込むようにしつつ、生地の端をたたむようにして包んでいく。蒸す間に口が開いてしまわないように、天辺を捻るようにして隙間をふさぐ。
- せいろは使う前に軽く濡らし、底にキッチンペーパーを敷く。豚まんをいれ、そのまま常温で15分ほどおき、もう一度発酵を取る。
- せいろを火にかけ、豚まんを蒸しあげる。
ホットサンドメーカーで作る”サクサク焼き豚まん”を作った感想。
さて、今回はアニメ『ゆるキャン△』に出てきた”焼き豚まん”を再現してみました。できあがりがこちら。
さて、お味は…といいますと。そりゃまあ、間違いありませんね。表面が本当にサックサクに焼きあがっています。外側サクサク、内側もちもち、餡ジューシーという鉄壁の組み合わせで、バターのおかげで風味とボリュームも増して非常にリッチな豚まんでした。
ただ、一つ残念だったのはうちのホットサンドメーカーで挟んだ際に肉まんが潰れて、焼いている途中で豚まんが破れて肉汁の一部が漏れてしまったことですねぇ。
食べ方はもちろん餃子のタレにつけて、ほうじ茶と一緒にいただきます。
これ、外で食べたらもっと美味しいんだろうなぁ。寒い冬の帰り道にコンビニの中華まんを買って食べるというのは定番ですが…、この焼き豚まんを寒空の下で食べたらさぞや幸せになれるだろうなぁ。
キャンプ行きたくなってきたな。