・『崖の上のポニョ』よりポニョも大好きな”リサのハムのっけラーメン”!!
今回は『崖の上のポニョ』より、「ジブリ飯」史上“最も簡単”との呼び名も高い”リサのハムのっけラーメン”をつくってみました。他のジブリ飯同様に非常に美味しそうで魅力的なこの料理ですが、こちらの一品、実はインスタントです。なので、お湯を注いで具材を盛り付けるだけでできてしまいます。
アニメーターの方々は、映画製作も大詰めに差し掛かると、こういったインスタントラーメンを頻繁に召し上がるのかもしれません。だからなのでしょうか、このラーメンにはなにか不思議な説得力(?)があるといいますか、無性に食欲をそそります。
お湯を注いだ後、ポニョと宗介に目を瞑らせて、その間に具材をトッピングしてあげるリサの遊び心がとてもいい、ほっこりとする場面でした。わかりやすく指の隙間から覗いているポニョの可愛らしかったですね。
・ “3分待つんだよ!”ということはアレですよね、アレ。
恒例の”ジブリ飯”考察。まずは分かりやすいところから”リサのハムのっけラーメン”の具材について考えて見ます。ラーメンの具材は3種類です。どれもきちんと描写されているので、非常に分かりやすいです。
1つ目の具材はポニョの好物のハム。だいぶ分厚いなかなかに贅沢なハムです。2つ目はゆで卵。これはポニョと宗介とで1つを半分こしたんでしょうね。そして最後の3つ目はネギ。実は宮崎駿監督は本当はネギではなくほうれん草にしたかったらしいですね。
お次はラーメンです。ポニョと宗介が袋から麺を丼に取り出し、そこにリサがお湯を注いでいることからインスタントラーメンであることは確定。そして、宗介の“3分待つんだよ”というセリフ。お湯をかけて3分というと“お湯かけ3分、お鍋で1分。元祖鶏ガラチキンラーメン”。劇中の袋の色合いも心なしかチキンラーメンの装丁に似ているような気もします。
ちなみに『崖の上のポニョ』において”3″という数字は重要な意味が持たされているのだとか…。ポニョのキャッチコピーの一つは”半径3m以内に 大切なものは ぜんぶある“です。
では『崖の上のポニョ』”リサのハムのっけラーメン”再現レシピです。
・”リサのハムのっけラーメン”再現レシピ
「ジブリ飯」”リサのハム乗っけラーメン(ポニョラーメン)”
Equipment
- 蓋つき丼
Ingredients
- 1 袋 チキンラーメン
- 2 切れ ちょっとリッチなハム
- 適量 妥協したネギ 白ネギ
- 400 ml あつあつのお湯
- 1 個 半熟ゆで卵 茹で具合はおこのみで
Instructions
- "お湯をかけて3分"。ということでチキンラーメンを用意する。
- お湯が沸くまでの間にほかの食材の準備をしておく。卵の茹で加減はお好みで。半熟なら常温の卵を沸騰したお湯に入れて約7分。
- ちょっと贅沢をしたロースハムは、ぶ厚めに切り。白ネギは緑色と白色との境界の部分あたりを薄めの輪切りにする。
- ヤカンを火にかけて熱々のお湯を沸かしておく。
- お湯がわいて、ヤカンがピーピーとなり始めたら、チキンラーメンを丼に移し、お湯を注ぎ丼の蓋をする。
- "目をつぶってください。 まだですよ。"このまま3分…。…とまあ、ひとりで目をつぶっていたところで、3分後にはただの具なしラーメンができているだけなので…。一度蓋を開けて、先ほど準備をした具材を麺の上に乗せておく。再び蓋を閉める。
- 3分後、蓋を開けば完成。具材も温まり、食べどきになっているはず。では、召し上がれ。
Notes